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固めというジャンルの表現法について

 どうも ゆうきです

 今日は新作の事でも近況でもなく「固め系」というジャンルの表現法について
書こうと思います ハッキリ言ってかなり長文です

 ご承知の通りこの固体化・固め系と呼ばれるジャンルはマイナーです
そのためこのジャンル向け専門の商業作品という物は読み切り漫画などでごく稀に
これを描いた人はもしかすると固めフェチかも…とか固めが物語の中で重要な事として
描かれる事がある程度でそのフェチ的魅力を全面に出した作品はいまだに
無いと思われますがそれでも一応エピソード単位であればおこりえます
例としては
漫画  「SHADOW LADY」「イヤハヤ南友」「FAIRY TAIL」
アニメ 「マシュランボー」「ワンワンセレプー それゆけ!徹之進」

 あたりが有名かつ該当エピソードではかなり満足できる内容です

 例外的にゲーム…特にRPGなどであればバッドステータスに固めがあれば
アクションRPGなどは特に全編にわたり楽しめる良作もありますし
アドベンチャーなどもかなり当たりの作品があったりするのですが
漫画やアニメに比べ確認や入手の点でマイナスといえます
 もしかして固めがある「かも」で買うには高額ですしましてや
固めが在ると聞いて買ったら…これだけ?だったりとリスクが大きいです

 ただ近年はRPGの戦闘のバッドステータスにおける固めは減少傾向にあり
戦闘終了や時間経過による解除・ポーズがダメージモーションのみなど
演出が淡白になりシリーズで固めがあったのに近作では無いという事まで…
そういう意味ではゲームは期待度がむしろ落ちているジャンルとも言えます

 上記したような感じで固めフェチの趣味を満たすには色々な所から
その趣味趣向にあったシーンを見つけてこなければなりません
 ですが例えばあるマンガにヒロインが石化するシーンがあったとしても
ほぼ100%描いた側には「そのシーンで固めフェチの人に萌えてもらおう」という意志はありません
ピンチのシーンの一表現手段としか見ていないはずです
 そのため描かれ方も大抵マンガならトーン一枚・アニメならテクスチャー貼って終わり
つまり「凝って描いてより良く見せよう」という考えもほぼないため
女の子のサービスシーンと同レベルの描き込みされた固められた女の子というのは
普通はまずありません 例外は上記の「SHADOW LADY」のように作者自身が
どんなシーンも妥協せず手を抜かない作風の場合くらいでしょう

 そうなると自然にこのジャンルは見せ方(絵や演出など全て含みます)の技術が
他のジャンルに比べ遅れている…という事になっていきます
 事実カラーイラストなどならまだしもモノクロの場合このジャンルでよく使われる
このジャンル独自の表現法というものはほぼ皆無なのでは思っています
 この点は現在活動している自分なんかがもっと頑張らなければいけないし
とても重要な事だと考えます

 ここでちょっと話がそれますけどもオレはたまに何の脈絡も無く
昔見たアニメや漫画をまた見たくなるんですが最近いきなり
「聖闘士聖矢」が読みたくなってブックオフで買い揃え一気読みしました
 星矢には聖衣(クロス)と呼ばれる鎧が登場し様々な種類がありランク分けでで
ブロンズ・シルバー・ゴールドなどの種類があり敵側にもスケイルやサープリス
などの鎧が登場します

 そして改めて読んでいて気が付いたのですが実はこれらは
各種類により質感の表現がほぼ全て描き分けられています
当然カラーではなくモノクロ原稿の場合にもです
やり方としては週刊漫画でさらにすでに20年以上前の漫画のためシンプルですが
ここでは明確に描き分けされている…という点が重要です 基本的には
使用するトーンの目の濃さや光沢が白か黒かまたはその組み合わせや光沢の面積など
 本当に初歩的な方法なんですがゆえに根本が分かりやすくモノクロ画による
金属表現の基本が理解できるはずです また破損した聖衣の壊れ方やヒビなども
かなり「らしく」見えるので表現法の参考になるハズです 

 カラーはそのままの色で塗るだけでもある程度まではらしく見えます
これは石化コラなどが分かりやすい例でしょう(当然コラもより良く見せるには技術が必要ですが)

 ですがモノクロの場合赤と青ですら本来区別は付きません そこでたとえば
作中で黄金が出てきてその表現法が統一されていてかつ他の金属と描かれ方が
差別化できていればその作品でその表現が使われていればたとえモノクロであっても
読み手には「これは黄金なんだ」とちゃんと認識してもらえます

 これは本来マンガ等の表現手段全てにいえる事です
見る人側のルールや共通認識を増やしていけば表現法はどんどん広がります
 何気なく皆さんが読んでいるマンガにもこういったモノは沢山あり
日本のマンガの読み方を知らなければコマの読み進める順番やフキダシの読む順番
「シーン」や「バーン」といったオノマトペ(擬音)の意味だってわかりません
 これら全ての共通点として多くの人が見てソレと納得出来る説得力だけは
絶対に必要でそれを満たせば万人に伝わる技法・表現法として成立するわけです

 こういった「固めで○○を描く時にはこうする」という基本が少ないために
例えば固め絵を描こうと思っても「凍った女の子ってどう描けばいいんだ」となってしまい
なかなか第一歩が出ないという人は結構いらっしゃると思います
 最初の方で語ったこのジャンル独自の表現方法をもっと増やして行きたいとは
つまりこういう事です 色々な人が様々な表現をするからこそ定番とか
基本というのは生まれていきます もしも上手い人が少人数しかいなければ
それだけが全てとなりジャンルは規模も表現法も確実に衰退しまうのです


 今回はどうも描く事に興味のない方には退屈な内容だったかもしれませんね
ただジャンルの発展には一度言っておきたかった事でもあるので長文ですが
書かせてもらいました

 それでは また次回!

CG集に関するあれこれ

 どうも ゆうきです
もうわざわざ告知しなくても分かってますとか言われそうですが
夏コミ用のCG集のメインは「魔法少女まどか☆マギカ」ネタになります
正直とっくに決めていた事ではあったんですが一応本放送が終了してから
…と考えていたらこの時期になってしまいました
タイトルは早い者勝ちじゃないかという位だれでも思い付く

       「まどか☆セキカ」の予定

 すでに作画には入っていてボリュームは当サークルの1200円前後のものを予定しています

 さてラクガキはまたまどかです 最初はまどほむのつもりでしたが
最終話を見てたらなぜかさやかを描きたくなったんでこんなカンジの構成に
madoka 003
 後ろに弱ほむが居るんで三周目のつもり

 さて今回はその当サークルのCG集について少々
現在うちは二次創作をメインに活動していますが前にもお伝えしたように
今後はオリジナル作品の割合も増やして行く考えです
そうなると内容面での差別化というか違いを出せないかと思うんですが
例えば二次創作で全く原作とは関連のないシチュエーションというのは
「だったらオリジナルで描けば?」という意見もあるでしょうし
創る側としても実際にそう思う事はよくあります
 となると二次創作なら実際に劇中にあったシーンから分岐する形や
実際に本編に繋げる事が可能な内容になったストーリーにする方が
オリジナル作品との違いが出せそうです
 
 また昨年「このみがんばる」の時に全キャラ固めに挑戦したのですが
結論から言えばこれはあまり上手く行かなかった企画です
 というのも元作品のキャラが多いというのもあったのですが
結果的にイラスト別のクオリティにムラのある事となってしまいました
 さらに描きたい題材があるから描くのではなくキャラのノルマをこなすために
描いたような本末転倒の状況も起きてしまいこの点は反省しています
 無理に全キャラ網羅などではなく描きたいキャラや描きたいネタのあるキャラに絞り
題材1つ1つの完成度を上げる方がいいというのを理解しました

 それらを踏まえ今後の版権作品のCG集は

・本編にあったエピソードから分岐するSS
・全キャラではなく明確に描きたいテーマのあるキャラのイラスト

 この二点を心がけた内容と構成で製作する方針です
5月末から6月にDL販売を予定している次の新作もこのコンセプトで描いています

 それでは また次回!
プロフィール

くさかべよしゆき

Author:くさかべよしゆき
石化・凍結といった固め系と呼ばれる
フェチジャンルで同人活動をしています
このブログでは創作活動および近況報告が
主な内容となっています

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